毎月の返済がキツい時に考えたいこと
借入れを希望する時、銀行よりも消費者金融の方が借りやすいからとあまり深く考えずに審査を行ってキャッシングをしてしまうと、後々利息の高さに四苦八苦することがあります。これがごく少額であれば金利がある程度高くても完済を目指すことは難しくないのですが、追加融資をして最終的に総量規制のギリギリまで借りていたりすると返済の難易度はかなり高くなってしまいます。毎月決まった額の返済が厳しいからと滞納や遅延を繰り返していると、また借入れを希望する時に思うように取引ができなくなってしまう可能性も高くなるのでデメリットが大きくなります。
最悪の場合は債務整理によって借金を片付ける必要が出てきてしまい、自己破産などの手段を使うとキャッシングのみならず自動車や住宅ローンを組むこともできなくなりますので借金が無くなって良かった、というだけでは終われません。このような状況に陥る前に考えたいのは、確実に返済できるところに借り換えることです。
銀行カードローンの借り換えを検討してみよう
借り換えを検討するに当たってお勧めしたいのが銀行カードローンです。何故銀行カードローンを勧めるのかというと、金利の高さに理由があります。消費者金融からキャッシングやカードローンを行った場合の最高金利は、18%程度であり最初から100万円を越える高額融資を受けているわけではないのなら最高金利の額で設定がされます。金利は貸す額面が低ければ低いほど高くなる傾向にあるため、18%前後の金利を返済額と一緒に支払わなくてはなりません。
返済で四苦八苦する理由にこの金利が関係しており、金利がもう少し低ければ返済の目処も立つのに、という意見も実は少なくないのです。銀行カードローンの場合は14.5%前後と消費者金融と比較すると金利の額が低めなため、無理なく返済計画を立てることができます。特に返済額が多い人ほど借り換えを行って金利を低く設定した方が得であり、信用情報に傷を付けなければ返済の目処が立たないという事態を回避することが可能です。
借り換えの審査は厳しい?
しかし、銀行カードローンへの借り換えをしようとすると無条件には受け入れてくれず再審査を行う必要が出てしまいます。今借りている先とこれから借り換えようとしている銀行は同一の機関ではないので、新たに借りる銀行は借りたい人の情報を何も持っていません。このため借り換えをしたいという人の情報を得て、カードローンの利用をしてもらっても確実に返してもらえるのかを審査する必要があります。借り換えの場合は既に借入れを他社から行っているため、キャッシングやカードローンを今現在行っていない人と比較するとどうしてもハードルは高めになってしまいます。
特に今抱えている借金の額と年収や会社での自分の立場がどのようなものかによっても厳しく審査をされるので、例えばアルバイトで年収が150万で借金の総額が50万円というケースだと審査落ちする可能性があります。金利が安いからと簡単に審査を通してくれないことだけは覚悟しておいた方が良いといえるでしょう。とはいえ全く通らないかといえばそうではなく、銀行も顧客を多く欲しいですから返済の見込みがありそうな人まで断ることはしません。自分が審査に通る可能性があるかどうかを知っておけば、審査落ちを繰り返して申し込みブラックになることを防ぐことができます。
借り換えの審査を通過するためには?
借り換えの審査に通過するために、まず自分の状況をよく把握しておく必要があります。どの銀行でもカードローンへの借り換えを推奨していますが、先にも話した通り全ての人が通るわけではありません。例えば総量規制のギリギリまで借りてしまっている人は生活を圧迫している現状を銀行側も分かっていますし、金利を下げた程度では返済の目処が立たないのではないかと考えがちです。
しかし普通のカードローンではなく借り換え専用のカードローンであれば、総量規制ギリギリの限度額まで借りていたとしても審査を通過することができる可能性があります。借り換え専用ということは今現在何処かから借入れをしていることを前提としている人が使うため、審査のハードルが普通に借り換えを行うよりも低くなるのです。借り換え専用だと最大金利が低く設定されていることも多いので返しやすくなります。
また、延滞や遅延を繰り返しているわけではないけれど複数の消費者金融からお金を借りている場合はおまとめローンを検討して借金を一本化する方法を考えた方が良いでしょう。おまとめローン専用の借り換えができますので、特にそういったコースを利用しないで借り換えを行うよりは審査に通りやすいです。日頃から借り換えをしたい銀行を利用していると審査のハードルが若干下がるということもあります。今の借金の状況を見てどうすれば審査に通りやすくなるのかを考えてみると良いでしょう。
審査では自分の情報を正確に伝えること
借り換えを行う際の審査では、既に借金を抱えていることもあっていろいろと後ろめたい思いもあるかもしれません。ですが、審査で虚偽の報告をすると悪質と判断されて審査落ちする可能性がぐんと高くなってしまいます。どのような質問でも正確に答え、不備が出ないようにしておきましょう。信用できると判断されれば審査を通過することができますので、銀行から信頼を得られるように虚偽の申告にならないように注意しましょう。