消費者金融でお金を借りるのは怖いことではない
冠婚葬祭や今月の生活費が足りなくなってしまったなど、突発的にお金が必要になる事態は往々にして起こります。貯金があればそういった事態にも柔軟に対応ができますが、常に余剰資金が手元にあるとも限りません。特に今すぐお金を用立てなければならないときに出せるお金が無いと困ってしまうので、そこで利用を考えるのが消費者金融です。しかし、すぐに返せるような少額ならばまだしもある程度まとまったお金が必要な時は、テレビドラマの高金利で金貸しのように悪質な取り立てがあるのではないかと警戒してしまう人も少なくありません。
スポンサーリンク
一昔前には法整備が甘かったせいで悪質な取り立てを行う消費者金融が少なくなく、いくらでも借りられたため自己破産する可能性が今以上にずっと高かったのは事実です。ですが法整備が整い、必要以上に大金を貸すことや取り立ての方法など様々な貸金業を営む上で重要なルール作りを徹底した結果、犯罪紛いの取り立てや返しきれないほどのお金を借りるなどできなくなっています。借りた結果恐ろしい目に遭うということは無いので安心して借りることができますが、それでも自分が返せる限度額以上の借り入れをしてしまうと自己破産などのリスクを抱えることになってしまいます。
返済計画はきちんと立てて
借りたお金を返しきれずに債務整理などを行わなくてはならない事態に陥らないためには、消費者金融と上手く付き合っていく必要があります。消費者金融でお金を借りるのは、審査も早く即日融資が可能なため必要な書類を揃える手間を省けばとても簡単に済ませることができます。簡単にお金を借りることができることが魅力で消費者金融を利用する人も少なくはないのですが、手にしたお金はあくまで借りたものであって自分が得た収入ではないことを肝に銘じておく必要があります。
重要になるのは借りた分のお金をどのようにして返していくかという返済計画であり、これがしっかりと立てられていると返済ができなくて困るという事態を回避することが可能です。消費者金融は無担保無保証人で貸しているため、言い換えればその人が必ず返してくれると信頼してお金を貸していることになります。信頼を裏切ってしまうと追加での融資を断られてしまう場合や、信用情報機関に返済が滞ったなどの情報が載ってしまうので他の消費者金融での借り入れができなくなる可能性も非常に高くなるのです。後々困ったことにならないように、きちんと返済計画を立てて確実に返せるようにしましょう。
次の借り入れをする前に早めに返してしまおう
返済計画をきちんと立てて毎月しっかり返済分を返していても、突発的にお金が必要になる機会がまた現れて追加融資を受けてしまうこともあるでしょう。返済の負担を考えれば借りたお金を一旦返してから借りるのが好ましいのですが、限度額内であれば好きなときに借りることができてしまうので気楽に融資を受けてしまうケースも少なくありません。その結果借金が膨らんでどうにもならなくなってしまった、などという状況に陥らないよう、早めに返済をしておくと苦労することがなくなります。
突発的にお金が必要なときばかりではなく、お金が余る場合や臨時収入がある機会も出てくるので、このような時は繰り上げ返済をして借金の額を減らしておくと借入額を早く返済することが可能です。一括で返済できるようならば早急に返済をしてしまって、また借りる必要がある時に借りるようにしましょう。ATMからお金を引き出すような感覚で使ってしまうと自分の首を絞めるので、借り入れと貯金を引き出す感覚を混同しないように注意して下さい。
総量規制にはご注意を
消費者金融にはその人に貸せるお金の上限が定められています。総量規制という年収の3分の1を借り入れの上限とするシステムであり、年収が少ない人ほど借入額の上限が低くなります。これは返済能力の限界を超えて貸した結果、借りた人が返せなくなる事態を防ぐための措置です。一つの消費者金融に対して年収の3分の1までではなく全消費者金融で年収の3分の1と決められているので上限に達すればこれ以上の融資は受けられません。
総量規制による限度額に達してしまうと消費者金融は貸し倒れになる可能性を恐れて取引を停止することがあり、追加で借りたいのに借りられないという状況になってしまいます。簡単に借りられるのが利点ではありますが、無限にお金を借りることができるわけではありませんので、気付いた時には限度額目一杯の借金ができていた、ということがないように注意をしましょう。取引停止の解除は返済をして実績を作ることが必要になりますので、返済を滞らせることなく確実に返していくように努力をすることが大切です。
もしも返済が遅れそうなら
確実にお金を返すことが前提ではありますが。借りたお金の返済が滞りそうな時はどうしたら良いのでしょうか。返済が遅れれば何らかの形で消費者金融から返済するようにと連絡がありますが、この連絡を貰う前に返済が遅れることを消費者金融に話しておいた方が良いでしょう。返済が滞ると信用情報機関にその情報が登録され、今後の融資に影響するばかりではなく、クレジットカードを作る際や車や住宅ローンを組む時にも影響を及ぼす可能性があります。返済が遅れる理由といつ頃の返済になりそうかをきちんと伝えることによって、返済を無条件に待ってもらえる可能性ができますので何も言わずに返済日を過ぎることが無いようにしましょう。