そもそもブラックリストって?
私たちは普段クレジットカードを使っている分には何不自由もなく生活できます。現金を持っていなくてもカード加盟店ならどこでも買い物ができますし、現金を使えないネットでも商品を購入できます。カードによっては海外で買い物できるところもメリットです。このようになにかと便利なクレジットカードですが、元はと言えばお店に対してツケを要求しているようなものであって、利用者はお金を1ヶ月先に必ず支払わなければなりません。もちろんこの支払いがスムーズに行われていれば何も問題はないのですが、ときにはお金がなかったり、のっぴきならない事情によって支払いが滞ってしまったりすると、カード会社から警告が来ます。
そして場合によってはカード使用停止となってしまうのですが、一つのカード会社だけが使えなくなるならまだいい方です。利用者としてはこのカードには不義をしてしまったけれど次のカードを使えばいいや、と思いたくなるところですが、カード会社としては信用ならない相手に利用してほしくはありません。それゆえ、カード会社同士でブラックリストというものを作って危険なユーザーをブロックするようにしているのです。
ブラックリストに載ったら損失だらけ!
皆さんもどこかでブラックリストという言葉は聞いたことがあると思いますが、とはいえ載ったら危険、という漠然としたイメージしかない、という方も多くいらっしゃるでしょう。ブラックリストに載ることによって生じる具体的な損失としては、カードを新たに発行できないことが挙げられます。その他、お金の借用に関するあらゆるサービスを受けられなくなってしまうのです。例えば住宅や車のような高い買い物をする場合は全てを一括で支払える人などそうそうおらず、ローンを使って分割で払っていく必要がありますが、ブラックリストに入ればその手は使えなくなります。
それゆえに、ブラックリストに載ることはできる限り避けたいところなのですが、誰もがお金のトラブルに巻き込まれる可能性が考えられます。あらかじめブラックリストに関する情報を知っておいて、もしもの時に備えておくのは必要なことでしょう。
ブラックリストは時間が経てば消える?
さて、このようにデメリットだらけのブラックリストですが、リストというからには文書として保存しているのであって、時間が経てば消去されるのでは、と思った人もいるでしょう。確かにブラックリストは時限的に外されるものですが、文書を管理している会社の気まぐれで消えるものではありません。ブラックリストの消去の規定については法律で定まっているわけではなく、信用情報機関ごとに独自で基準を定めています。
一つの目安としてはクレジットカードの利用履歴、使用状況、そして支払いの延滞の場合大体5年先まで情報が残るのが普通です。その他、破産などの債務整理を行った場合は銀行などの金融機関の場合10年ほどの期間を設けているところもあります。大分長いようにも思えますが、一度失った信頼はそうでもしないと取り戻せないと考えたほうがいいでしょう。
ブラックリストを自力で消す方法はある?
基本的に人間と人間同士の関係なら信頼を失ったとしても、何らかの成果を収めることで取り戻すことは十分可能です。そこで、同じようにある人がカード会社から信頼を取り戻すことは可能なのだろうか、と考える人も多いでしょう。ブラックリスト入りしても何らかの方法で取り消すことができれば、またクレジットカードなどを使うことができると楽観的に考えている人もいるかもしれません。
しかし、残念ながら一度ブラックリスト入りしてしまうと自力では取り消すことはできないのです。先程も述べたように信用情報機関ごとに定めている消去期間まで待つほかありません。中にはブラックリストに載った情報を消せる、と吹聴する事務所などもありますが、決してそのような甘い言葉には載せられないでください。お金に関するトラブルで失った信頼は二度と取り戻すことはできないのです。
間違った情報なら消せる!
もっとも、カード会社の手違いによってブラックリスト入りしてしまった、という場合も考えられます。あるときクレジットカードを発行しようと思ったらできなかった、自分はこれまでお金に関するトラブルなど経験したことなんてなかったのに、という人もいるでしょう。もし一度ブラックリスト入りしてしまったら取り消すことができないというなら、自分には何の落ち度もないのにそんな羽目に陥るなんて理不尽だ、と思うのはもっともな話です。
ですがご安心ください。そうしたときは自分がブラックリストに入っているかどうか信用情報機関に対して情報を開示するよう要求することができます。もしそこに載っている情報が間違っているならば、本人申告という手続きをすれば情報を修正することが可能となります。もちろんこうしたことが起こるのはレアケースですが、もしもの時のために覚えておいて損はありません。お金に関するトラブルは知識をあらかじめ蓄えておけば冷静に対応できます。しっかりと頭に入れておいて備えておきましょう。





