CICとは
CICは消費者金融やクレジットカード会社などの貸金業者を規制する貸金業法と割賦販売法に基づく指定信用情報機関です。もともとは昭和59年にクレジット会社の共同出資によって設立された信用情報機関からスタートし、平成22年3月11日に貸金業法に基づく指定信用情報機関に、平成22年7月20日には割賦販売法に基づく指定信用情報機関として指定された、唯一の指定信用情報機関となっています。
主な役割として加盟会員であるクレジット会社などから、消費者のクレジット利用やローンに関する信用情報を収集して記録し、加盟会社の照会に応じて審査などにおいて活用するための情報を提供しています。信用情報には個人の属性および契約内容や返済状況や残債額をはじめ、申込歴なども含まれます。加盟会員はCICが定める加盟資格を満たし、CICの厳格な審査を経ないと入会が認められず、個人の信用情報の保護を徹底しています。主な加盟会員として消費者金融や信販会社、各種のクレジット会社をはじめ、リース会社や保険会社、保証会社、銀行や携帯電話会社なども加盟しています。
貸金業法に基づく指定信用情報機関
CICは平成22年3月11日に内閣総理大臣から貸金業法に基づく指定信用情報機関として指定を受けています。貸金業法は当時、社会問題にもなっていた多重債務者の問題解決や抑制を図る目的で平成18年12月に制定され、平成22年6月18日から完全施行がなされた法律です。貸金業法では貸金業者の各社合わせて一個人が年収の3分の1までしか借りられないという総量規制を導入しました。そのため、各社は借入れの申し込みを審査するにあたり、他社での借入れ状況を把握する必要が生じます。
情報共有ができる信頼ある第三者機関として、指定信用情報機関制度が創設され、CICが一定の要件を満たす事業者として内閣総理大臣より指定を受けたのです。貸金業法の施行に伴い、貸金業者は必ず指定信用情報機関に加入することが義務付けられ、信用情報を使用して総量規制のルールを厳格に実施しなければなりません。総量規制を守るだけでなく、借入れの契約締結後も契約者の個人信用情報に変更があったときは遅滞なく、指定信用情報機関に提供することが求められます。これによってCICは個人への過剰貸付を防止し、多重債務者の発生の予防に貢献しています。
割賦販売法に基づく指定信用情報機関
CICは平成22年7月20日に経済産業大臣から、割賦販売法に基づく指定信用情報機関に認定されました。一部の加盟店により、悪質な勧誘行為や個人の支払能力を無視した過剰な割賦販売が横行していたため、それを防止する目的で割賦販売法が平成20年6月に改正され、平成22年12 月17日に完全施行されています。過剰な貸付の防止策として、クレジット業者に対して支払可能見込み額の調査を義務付け、他社のクレジット債務額や支払状況を、指定信用情報機関を利用して確認することや、ローン契約締結後も信用情報の提供を求めています。この調査を実施するために指定信用情報機関制度を新たに創設し、CICが一定の条件を満たす信頼ある機関として、経済産業大臣より指定信用情報機関に認定されたのです。
多重債務や自己破産の未然防止への取り組み
CICは消費者金融やクレジットカードにおけるキャッシングや、ショッピングローンやマイカーローン、専門学校などの教育ローンなど割賦ローンを通じて個人が返済能力を超えた多額で多重の借入れが生じないよう、中心機関となって管理を行い、個人の多重債務化や自己破産の未然防止を図る役割を担っています。一部の方の間では信用情報機関に多額の借入れ歴や返済遅延の履歴、債務整理の履歴などが残ることをブラックリストに載るなどと言って、新規の借入れが制限されると恐れている人がいますが、それこそ多重債務によって生活が破綻することや、家族の生活に亀裂が生じないよう守っているという社会的な役割を果たしていることを意味しており、あなたを怖ろしい借金地獄から守っていることにも繋がるのです。
支払能力に応じたスムーズな取引の促進
信用情報機関というと多額の借入れにブレーキをかける機関のイメージを持たれがちですが、実際にはスムーズなローン契約やキャッシングを促進するための役割も持っています。CICがあるおかげで、消費者金融各社やクレジット会社、ローン会社などが利用者にとって無理のない契約かや、適正な支払能力があるかを瞬時に判断ができ、スピーディーな審査と適正な貸付に役立っているからです。
総量規制が導入されても、最短30分で消費者金融のキャッシングが利用できることや、高額な買い物をした際にローン契約に申し込み、その場で待っているだけで利用可能な判断を受けられるのもCICが間に入っているからといえるでしょう。もしも、総量規制を守るために各業者がお互いに利用者の残高を確認しようとすれば大変な作業となり、ほぼ無理ですが、個人情報と信用情報を適切に管理しているCICがあることでスピーディーな審査ができるのです。





