滞納はいけないこと、でもどうしても返せないときもある
テレビのドラマやニュースの特集などを見ていると時々、借金を滞納している人の姿が映し出されます。そこでは長きにわたって借金を返せなかったがために破滅した人や、借金が返せないことを切々と訴える人が現れています。もちろんテレビ局側も視聴者に映像として見られやすいものを作るように心掛けていますから、いくらか誇張はあります。とはいえ、皆様はそうした姿を見て借金を返せないとひどい目に遭う、という考えをお持ちでしょう。そして、いざ自分が借金をすることになり、しかもそれを返せなくなったら、どんな目に遭うかと恐ろしくなるはずです。
どうやってお金を工面したらいいか、どうやってお金を返せないことを許してもらえるか、などといったことを考えるでしょう。最悪の場合夜逃げしたり、あるいは自殺を考えたりするかもしれません。でも、落ち着いて対処すれば借金は問題なく解決できます。早まった行動に出る前にやるべきことをしっかりと確認しましょう。また、これから借金をするという人もあらかじめ知識として頭に入れておいてもしもの時のために備えておくべきです。
滞納してしまったらどんな目に遭う?
もし皆さんが借金を期日までに返せなくなったらどんなことが起こるでしょうか。皆さんが漠然とイメージしていることとして、消費者金融の社員さんに大きな声で怒られるというものが挙げられるでしょう。実際に約束を守らなかったのだからそうされても仕方がない、と思うかもしれませんが、現実の取り立てはもっとマイルドです。大きな声を出して要求すればお金が返ってくる、となったら単純な話ですが、たいていの利用者はお金がないからこそ返済できないのです。そんな人たちに対して大きな声を出して萎縮させてしまって、余計にお金が返ってこなくなったら元も子もありません。ですから消費者金融の人たちは郵便などを使ってやんわりと返済の催促をしてきます。
また、フィクションなどでは借金をした人の指や臓器を担保にすることや、子供をもらうことで借金の代わりにするなんて描写もありますが、そんなことは一切あり得ませんのでご安心ください。
返せる借金はしっかりと連絡を
先程はお金を持っていない前提で話を進めていましたが、中には返済すべき日程を忘れてしまって返しそびれてしまった、という方もいらっしゃるでしょう。また、何らかの事情でお金を一時的になくしてしまい、数日後にならないと手元に戻ってこない、という方もいらっしゃるはずです。そういう時はあらかじめ借入れをした消費者金融に連絡をして、この日に返すはずだったが返せなくなった、少しだけ日取りを伸ばしてもらえないだろうか、とお願いすべきです。
さすがに1ヶ月近くは待ってくれないでしょうが、1日や2日なら融通を利かせてくれる金融機関はあります。とはいえ、こうした手段はあくまでも1回きりと考えておいた方がいいでしょう。あまりに返済を滞納しがちだと本当に返す意思があるのだろうか、と疑われる羽目になってしまいますし、その間に金利分のお金も貯まっていきます。場合によっては信用がない人だとして事故情報が残ってしまい、他の金融機関からもお金が借りられなくなってしまうかもしれません。返せるお金があるのなら期日中にしっかりと払うべきです。
裁判には勝てない!?
もし返済が何か月も滞ってしまったら、消費者金融から直接自宅に人がやってきます。そしてこの日までに返済が行われなかったら家庭裁判所に連絡します、と通達が行われます。どこの消費者金融も基本的にいついつまでに借金が返されなかったら裁判を行う、という規定が決められており、これはどの金融機関も同様だと考えた方がいいでしょう。
でも、裁判を行うにあたって良い弁護士を雇えば逆にお金を返さなくてもいいのではないだろうか、という考えに至る人もいるかもしれません。とはいえ、借金の滞納者が裁判に勝つ確率は極小だと考えた方がいいでしょう。もし裁判に勝てたとしても弁護士費用を借金に返済した方がよかった、という可能性もあり得ますし、負けてしまったら弁護士費用と合わせて借金を返さなくてはなりません。
最終手段は債務整理
借金は返すものである、という認識は当たり前のものとして誰もが持っておくべきものですが、時にはどうしても返せなくなった、という事情が存在します。法律はそういう人のための規則も用意していて、債務整理という手段があります。債務整理とは簡単に言えば借金をゼロにしたり、少なくしたりすることを指します。とはいえ、一方でペナルティも課されます。
一例としてはしばらくの期間お金が借りられなくなってしまいます。世間的には自己破産をしたらいろいろな制約が課されてしまう、と噂も広まっていますからある程度認識している方も多いでしょう。ですから借金が返せなくても債務整理すればいい、などと気軽に考えればいいというものでもありません。もう残された手段がなくなってしまって、最後の手段として債務整理に頼る、というのが一般的な道行きです。もちろん、そうならないようにしっかりと返済の努力をすることも大切です。





